専業主婦の結婚生活で辛かったこと。実家に帰るほど大喧嘩して学んだこと

「結婚は墓場だ」とはよく言ったものです。

他人同士が同じ屋根の下で365日を共にするとなれば、良いことも悪いこともあります。

参考になるか分かりませんが、私個人の結婚生活を通して学んだ、良かったことや悪かったことを赤裸々に書いてみたいと思います。

ぜひご覧ください!

目次

専業主婦の現実

私は結婚して3年、2歳の娘との3人暮らしです。

夫は仕事で家を開けることも多いですが、両方の実家が同じ街にあります。

子供が生まれる前に私は仕事を辞めて専業主婦。

周囲からは比較的暮らしやすいと思われているでしょう。

しかし、妻と母親(子育て)を両立するのはなかなか大変です。

夫や義母のプレッシャー

「いつも美しく着飾っていてほしい。俺の稼ぎで十分だということを、お前の見た目が語っていてほしい。」

夫はそう言います。

「母親らしく、華美な服装は控えて。

それに、髪の毛は1つに結んで。

美容室に行ったり、お化粧する時間があるなら子供のための時間を送りなさい。」

と義母は言います。

子供が生まれたばかりの頃は、どちらとも上手く受け流す余裕もなく、一人で苦しんでいました。(正直、子育てに精一杯でどちらの意見を受け入れる余裕もありませんでした。)

 

子供を産んで立派に育てることが私の存在価値。

夫をより良く見せるのが私の役目。

 

私の人生なのに、主体が自分ではないことへの苛立ちを感じ、つらい思いをしました。

ある日のこと

そんなある日です。

土曜日の昼間に珍しく夫が自宅にいました。

私は子供と遊びながら家事をしていたのですが、急に夫が靴下のたたみ方だったかに文句をつけてきたんです。

本当に些細なことで、本当なら適当に相槌を打っておけばよかったものの、私の腹の虫の居所も悪く、気がつけばお買い物バッグとスマホだけを手に取り、子供を抱えてタクシーに乗っていました。

夫からの鳴り止まない着信をカバンで押さえつけ、気づけば実家に着いていました。

実家に帰ってから

近すぎてあまり実家に帰っていなかったので、両親は喜んでいました。

しかし、なんとなく不穏な空気を察してくれたようで、何も言わずお風呂を沸かしてくれました。

こっち子供と遊ぶから、ゆっくりしなさい、と言ってくれ、お風呂からあがった頃にはダイニングテーブルに私の大好物が並んでいました。

あぁ、家族ってあったかいんだった。

見返りを求めるでなく、ただそこにいるだけで心が温かくなる。

喜んでいる顔が嬉しいだけだ。

悲しい顔は見たくないだけだ。

何気ない両親の優しさに、自分にとって大切なものがなんだかを思い出すことができました。

実家を訪ねてきた夫

程なくして、夫が実家に訪ねてきました。

普段は謝ったりしない夫が、急にしおらしく謝る姿になんだかバカバカしくなりました。

「怒っていることはわかるんだ、でもどうして怒っているかわからないんだ。」

イライラの原因は程よく打ち明ける方がいい。

だって他人だから。

私はどうしていいかわからないあまり、夫の言葉を斜に構えて受けていました。

「いつも美しく着飾っていてほしい。
俺の稼ぎで十分だということを、お前の見た目が語っていてほしい。」

といった夫の言葉を噛み砕くと、

「子供だけじゃなくて、自分のことにも気を使っていいよ。
お金も時間も使っていいよ。」

ということだったらしい。

じゃあどうしていってくれなかったんだろう。

その方がずっとわかりやすくて嬉しかったのに。

夫婦って難しい。だから言い合おう

私は専業主婦ですが、もちろん共働きの夫婦にも悩みはあるでしょう。

 

そして、どんなにわかり合ったつもりでも、言葉にしないと分かり合えないのが夫婦です。

イヤになりそうな日もたくさんあるでしょうが、上手に言い合って素敵な関係を築きたいものです。